菜時記

京都二条のマルシェノグチさんとゆらねのコラボ企画。美味しい旬のお野菜を食べながら、暦や歳時から季節に添った養生の知恵をシェアする会を開催しました。

初春:春菊

普通の菊は秋に咲きますが、春に花咲くからこの名がついた春菊。食用の旬は冬から初春頃まで。この時季は冬に溜まった不要物を、外に出して体内をキレイにするのが養生のポイント。

春菊は、血をキレイにしてくれたり(浄血)氣の巡りをよくしてくれ(理氣)初春の養生のお手伝いをしてくれます。お鍋に、サラダに、おひたしに。美味しく食べて、楽しく養生!

仲春:新たまねぎ

新タマネギは辛みが少なく、サラダなどでもいただきやすいですよね。血液サラサラで有名なタマネギですが、水にさらしたり、熱を通すと、その効果もやや落ちるみたいで、効率よく吸収するには生の方がおススメだとか。

浄血したいこの時季に合わせるかのように、生で食べやすいようなお姿で現れなさるタマネギさま。感謝しながらいただきたいものですね。

晩春:筍

たけかんむりに旬と書いて「筍」まさに春を感じさせてくれる食材。そんな筍は、食物繊維が豊富で、整腸作用があります。

またこの時期、体内にこもりやすい熱などを収め、イライラを解消してくれたり、痰を除き、氣の巡りもよくしてくれます。

その他、筍の皮には殺菌・防腐効果があるので、おにぎりやお弁当などを包むのにも最適。春の陽氣とともに、筍ご飯のおにぎりを筍の皮に包んでハイキングなんて、晩春の養生にピッタリですね~♪

初夏:そらまめ

漢字では「空豆」もしくは「蚕豆」と書く場合も。さやの形が蚕に似ており、また蚕を飼う初夏が旬のことからこの字を充てたとも。

そらまめは胃腸の働きを高め、余分な水(湿邪)を排出してくれます。梅雨や湿氣が苦手な方は、この時季からそらまめの力を借りて、湿を排出しておきたいですね。

仲夏:トマト

元々はアンデス生まれのメキシコ育ち。陽当たりを好み、高温多湿が苦手な性質。そんな高冷地生まれのトマト。日本での収穫量全国ナンバー1といえば、そんな氣候に適した熊本県だそうです。

トマトは、カラダにこもった余分な熱を収めてくれ、水分も補充してくれます。五行で夏は火の季節、その色は赤。しっかり愛で、色のエネルギーもいただきながら、美味しくいただきたいものですね。

晩夏:オクラ

初めてオクラの花を食べた時、オクラの味がしてびっくりしました(笑)

そんなオクラをはじめモロヘイヤ、ツルムラサキといったネバネバ系の食材は、胃粘膜の保護、消化促進、整腸作用にと胃腸のケアにぴったりの食材です。夏には夏のお野菜を!

初秋:いちじく

いちじくは胃腸を丈夫にしてくれたり(健脾益胃)肺に潤いを生み、咳を止めてくれる(潤肺止咳)などこの時期にはありがたい果物です。

夏から秋にかけては、夏に疲弊した胃腸をケアしつつ、乾燥する秋に備え潤いを補うケアが大切になります。実りに感謝しながら旬の果物を美味しく頂いて、秋を迎える準備をはじめましょう。

仲秋:里芋

中秋の名月の別名は「芋名月」この時期に収穫された里芋を、すすきや団子とともに供えます。お米が主食になる前は、里芋が主食だったとも(へぇ~)

そんな里芋には、ヤマイモ・オクラ・モロヘイヤといったネバネバ系の特徴であるムチンを含んでおり、胃腸の働きを助け丈夫にしたり、滋養強壮としての効果があります。

晩秋:きのこ類

しいたけ、しめじ、まいたけ、まつたけ、えのき、エリンギ、なめこ、マッシュルームなどなど、秋はきのこ類の美味しい季節。煮てよし、焼いてよし、スープによし!

【しいたけ】は胃腸を養い元氣をつけてくれます(補脾益氣)焼いて、これまた旬のかぼすやすだちを絞ったら最高ですね~♪

初冬:葱

葱は大きく「根深ねぎ(長ねぎ)」と「葉ねぎ(青ねぎ)」のふたつに分けられます。どちらも通年出回ってはいますが、旬は根深は冬、葉ねぎは春と言われています。白い部分は、土寄せをして日に当たらないようにして育てられます。

ネギの効能は、お腹を温めて冷えの腹痛を緩和してくれたり、発汗作用で節々の痛みを伴った風邪を追い払い、氣の巡りを良くしてくれます(特に白い部分)ネギの力を借りながら、温かな冬を。

仲冬:柚子

冬至は太陽の力が最も弱まる日。そのため冬至には、かぼちゃを食べたり、ゆず風呂に入るなど太陽の象徴である黄色を取り込み、陽の氣を得ようとしました。

ゆずは、消化を助けてくれ、酔いを覚ましてくれます。忘年会などで呑み過ぎちゃった時はどうぞ(笑)

晩冬:大根

忘年会にクリスマス、正月に新年会と賑やかな季節。食べ過ぎたなぁ~って時は、消化酵素がたっぷり含まれた大根で胃腸をケア。

また喉の痛みや咳のとき風邪の予防にも使えます。大根さんありがとう。