ウェブログ

二十四節氣と旬の野菜

立春:みかん

カラダを温め食欲促進効果のあるミカンの実。また皮(陳皮)は鬱滞した氣を発散し、湿氣を排出してくれます。オレンジやグレープフルーツも同様に、氣を巡らせてくれます。

雨水:大根

春の七草のひとつの大根(すずしろ)は胃腸を整え、消化を助け、体内の毒素を排出してくれます。蕪(すずな)も胃腸のケアには最適です。

啓蟄:菜の花

菜の花は滞った血を巡らせてくれる働きがあります。他にも、しょうが、にんにく、韮らっきょ、お酢などもオススメです。

春分:玉ねぎ

カラダを温め、胃腸の働きを整え、氣の巡りをよくしてくれるので、ストレスによる不眠には効果的。玉ねぎのスライスやみじん切りを、枕元に置いておくのもオススメです。

清明:にんじん

推拿では血が不足(血虚)すると、眼精疲労や霞みの一因となると考えます。ニンジンは胃腸の働きを高め、血を補ってくれます。生食よりも油で炒めた方が、目にいいとされるβカロテンの吸収率が高まります。

穀雨:キャベツ

胃腸を整え氣を補ってくれるキャベツは、神経の高ぶりも鎮めてくれます。胃腸が疲れている時は、火を通していただきましょう。

立夏:よもぎ

氣血を巡らせカラダを温めてくれるヨモギ。高血圧、動脈硬化、血行促進などにも効果的。また生理痛や月経の乱れ、子宮の働きの調整など女性にとっての強い味方。ヨモギの属名Artemisiaは、月の女神アルテミスが由来だとか。

小満:緑茶

緑茶はカラダの熱を冷ましてくれるだけでなく、昇っている氣を収めイライラを鎮めてくれます。一番茶の美味しい季節。疲れたときはちょっと一服、ひとやすみ。

芒種:いんげん

一年に三回収穫できることから、通称三度豆。この時季収穫を迎えるソラマメやサヤエンドウなどの豆類は、湿氣を除去し胃腸を整えてくれます。

夏至:トマト

カラダの熱や喉の渇きを収めてくれるトマトは、食欲を高め消化を促してくれる夏バテにはもってこいの食材。栄養価の豊富なトマトは、汗をかくことで失われた水分やミネラルなども補充してくれます。

小暑:きゅうり

瓜科のお野菜は(胡瓜・苦瓜・冬瓜など)利尿作用があり、むくみが氣になる時にはオススメ。またカラダにこもった熱を収めてくれるので、暑と湿が盛る時季には最適です。

大暑:梅

クエン酸が豊富な梅は、疲労回復にはもってこいの食材です。また、かきすぎる汗や喉の渇きも収めてくれます。塩分、そして抗菌作用もあるので、夏のお弁当にはありがたい存在ですね。

立秋:オクラ

ペクチンと呼ばれるぬめり成分が、脾胃をケアし疲労を回復してくれます。この時季旬のモロヘイヤやツルムラサキなども、同様の効果あり。また食物繊維が豊富で腸を整えてくれるので、便秘の時にもオススメです。

処暑:ぶどう

氣と血を補い(益氣養血)カラダに潤いを与えてくれるブドウ。利尿作用もあるので、むくみにも効果的です。また目の諸症状やイライラを鎮めてくれる作用もあります。この時季は、カラダにも心にも潤いを。

白露:梨

梨は乾燥したカラダを潤し(生津潤燥)喉の渇きを収めてくれます。力のない咳(空咳)や喉が痛いときにもオススメです。乾燥の季節が本格化する前に、カラダを潤しておきましょう。

秋分:いちじく

食物繊維が豊富なイチジクは、整腸作用があり便通をよくしてくれます。他にも、美肌効果や生理に関するトラブルや更年期の諸症状などにもオススメです。女性の方にはうれしい食材ですね。

寒露:椎茸

椎茸は胃腸を養い氣を補ってくれ、衛氣(防御する氣)を高め風や燥の邪の侵入を防いでくれます。また便秘の解消にも効果的です。松茸やしめじも、胃腸の働きを促進してくれます。

霜降:里芋

縄文時代より日本にあったとされる里芋、米が主食になる前の主食だったそうで。米、豆、芋といった噛むほどに甘みがでる食材は、胃腸を整え、丈夫にし、氣を生み出してくれます。

立冬:葱

葱(特に白い部分)は、氣血の巡りを良くしカラダを温めてくれます。また発汗作用があるので、寒氣を伴った風邪を追い払うには効果的です。日本酒、ワインなども血行を良くし、温性の働きを持ちます。

小雪:山芋

滋養強壮効果に優れ腎機能を高めてくれます。胃腸を丈夫にし、吸収力を高め、体力をつけてくれ、虚弱な体質を補ってくれます。他にも、肌を潤してくれたり、精神安寧の効果も期待できます。

大雪:ごぼう

膝や腰をケアするには腎を養生することが大切。ゴボウ(牛蒡)は、補腎作用があり、足腰を健やかにしてくれます。他にも、整腸作用や老廃物の除去、血の巡りなども良くしてくれます。

冬至:れんこん

夏に可憐な花を咲かす蓮、その根、レンコン(蓮根)生で食べると体にこもった熱を冷まし、血の巡りをよくしてくれ、加熱した場合は血を養い、胃腸を丈夫にしてくれます。春夏と、先を見通し、養生していきましょう。

小寒:黒豆

栗、昆布、アワビ、エビなどおせちは補腎食材の宝庫です。特に黒豆は腎を補う食材として有名で、解毒や利水の効果があります。むくみが氣になる際にはオススメです。今年もマメに養生できますように。

大寒:ほうれん草

カラダにとって必要な潤いを補充してくれます。髪の毛やお肌のパサつき、便秘、目のかすみなど潤いが不足しがちな時に重宝します。また五臓の働きを助け、血の巡りを良くしてくれます。

ゆらね養生暦(2018)

旧暦・歳時
節目の日には養生を

古来より伝わる歳時には、一年を健やかに過ごすための知恵が詰まっています。

日々の生活で溜まった不要なエネルギーを祓うこと(禊:身殺ぎ)そして日々の生活で消耗したエネルギーを補うこと(穢れ:氣枯れ)それを日常の一部としてゆるやかに馴染ませた歳時に、僕は優しさを感じるのです。

暦とカラダのお話会

旬の野菜
自然からの恵み

旬のお野菜には、その時季のカラダにとって必要なエネルギーがいっぱい詰まっています。春は清め、夏は冷まし、秋は補い、冬は温める。

必要なタイミングで、必要なものが届けられているその声に氣づいた時、その精妙さに驚き、強く惹かれました。

二十四節氣と旬の野菜

ツボ
一番身近な癒しのツール

ツボのことを知るだけで、いつでも、どこでも自分自身をケアすることができます。ツボは自分の体調を知らせてくれ、また押したり、さすったり、叩いたり、温めたりすることでカラダを癒してくれます。

自分のカラダを自分の手で調えられる。それは僕にとって、とても大きな安心感なのです。

二十四のツボ

旧暦 × 旬の野菜 × ツボ

このカレンダーは、僕の知識や経験をまとめたものです。元はといえば「どうすれば穏やかに健やかに暮らすことができるのだろ?」そんな問いから学んだことばかり。

こうして記してみると僕は、暦や旬のお野菜、そしてツボから、自然の声を聴きたいと願っていたのかもしれません。そんなことを思いながらこの文章を書いていたら、ふと・・・最近観た映画で使われていた言葉を思い出しました。

「すべての答えは、偉大なる自然のなかにある(アントニ・ガウディ)」どうぞゆるやかなキモチで、使って頂ければうれしいです。

推拿とレイキ ゆらね 三木哲哉

 

 

映画上映会

リバーサイドシネマ出張上映会として、9回にわたって上映会を開催しました。

0円キッチン

(C)Mischief Films

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1082.html

バベルの学校

(c)pyramidefilms

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1103.html

コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1132.html

台北カフェ・ストーリー

(C) 台北カフェ・ストーリー

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1152.html

ザ・テノール~真実の物語~

©2014 BY MORE IN GROUP & SOCIAL CAPITAL PRODUCTION & VOICE FACTORY. ALL RIGHTS RESERVED.

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1174.html

タシちゃんと僧侶

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1182.html

ダムネーション

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1188.html

ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡

(c)Vik Muniz Studio

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1189.html

幸せの経済学

@ISEC

http://yuranes.blog8.fc2.com/blog-entry-1190.html

数と推拿

推拿の魅力がお届けできればと、2017年版養生雑記で連載していた「数と推拿」をまとめました。

その一「天人合一」

推拿では【天人合一】という考えを、とても大切にします。

天(マクロコスモス)と人(ミクロコスモス)は本来一つ。人は自然の一部であることを自覚し、添って暮らしましょう、と説きます。

僕が旧暦や祭事、そして旬のお野菜に惹かれたのも、きっかけは【天人合一】という考えから。自然と繋がり、自然から学び、それを推拿に活かしたい。自然の理に近づけば、もっとカラダのことがわかるのではないか、と。

それはとても遠回りなことかもしれませんが、僕にとっては不可避であり、また心地よい道程でもあります。寄り道を繰り返しながら、目指す道に辿り着ければ・・・と思っています。もしかしたらゴールには意味がなく、道中にこそ大切なのかもしれません、ね。

「ぼくら人間について大地が、万巻の書より多くを教える」サン=テグジュペリ『人間の土地』より

2017.1.28


その二「陰と陽」

推拿をする上においてずーっとついてまわる、古代の人々の素朴な自然観を哲学にまで昇華した【陰陽】思想。

ポイントは「陰陽は相対的に決まる」ということ。どの視点からみるかによって、それは陰にもなり、陽にもなります。そのため俯瞰したものの見方がとても大切になります。

実際臨床において、推拿では不調に対し攻撃・排除するのではなく、共生・調和をはかることを考えカラダを診ていきます。

自分の一方向的な視点でもって不都合なものを排除するのではなく、全体の和を持ってうまくバランスをとる。それが「安らかに治める」ということなんだと思います。

2017.2.26


その三「三才思想」

天の氣と地の氣とが調和することによって、人の氣が生み出されるという思想のことを【三才思想】と言います。

推拿では、天(陽)の氣と地(陰)の氣が混じり合って元氣が生成され、人はその元氣でもって生命活動を営んでいると考えます。

そのため、適度に運動し呼吸を深め天のエネルギーを、そして大地の恵みに感謝しながら地のエネルギーを体内に採り入れることが、元氣の秘訣と考えます。

健康の秘訣は!?と問われれば、やっぱり「適度な運動、適度な食事」なのです「はいはい、わかってますよ。」となるんだけど、みんなこれが、できるようで、できなくって(笑)

『宇宙の原理は美しくて単純だろうと、私は確信している。』アルベルト・アインシュタイン

2017.3.28


その四「四季」

大自然の一部である人間は【四季】それぞれのエネルギーに添って過ごすことが養生の肝だと、推拿では考えます。

そうやって日を読むことが「暦(日読み)」であり、旧暦には季節のエネルギーを知る手がかりが随所に散りばめられています。

旧暦四月、通称「卯月(うづき)」この時期は「ぐわぁぁぁーーーっ!」と、うづきますよと暦は言ってくれているようで。おもしろいですね(笑)

推拿では、四季のエネルギーを「春:生/夏:長/秋:収/冬:蔵」という風に考えます。

さて、夏は長。長(たけ)と読む漢字を並べてみると、猛・武・健・竹と、やはりずいぶん勇ましく勢いのある言葉が並びます。夏は暑く、そして熱い。。。

2017.4.26


その五「五行」

「木」に「金」を付けて「土」を耕し、得られた恵みを「水」と「火」で煮炊きする。

【五行】とはそんな暮らしの中から生まれた素朴な自然哲学観です。現在の私たちの生活の中にも【五行】の思想は息づいています。

例えば五色(青・赤・黄・白・黒)神社での祭事、神事である相撲の土俵、鯉のぼりの吹き流し、七夕の短冊などこの五色が登場します。

この五色とは大自然(大宇宙)を表します。節目節目に登場するこの五色には、大自然に対する感謝、そして祈りの意が込められています。

大自然の一部である自分を自覚し、繋がって暮らすこと。それを大切にするのが、推拿の養生なのです。

2017.5.26


その六「六淫」

自然界には「風・寒・暑・湿・乾・火」という六つの氣があって、それが原因でカラダに不調をきたすことを推拿では【六淫(六邪)】といいます。

夏の主氣は「暑と湿」暑さを冷ましつつ、余分な水分を排出していくことが養生のポイントとなります。

暑いからといって、冷たいもの、生もの、水分を摂り過ぎると脾胃が弱り、食欲不振、疲れやすい、むくみなどの一因となります。

しょうが、ねぎ、シソ、三つ葉といった食材は、その辛味から、温性の性質があり湿氣を発汗させ、排泄してくれます。薬味を上手に活かして、夏を陽氣に過ごしましょう。

2017.7.23


その七「七情」

怒・喜・思・憂・悲・恐・驚

これら【七情(七種の感情)】が過度になったり、長期間持ち続けることで、臓腑や氣血の失調につながると推拿では考えます。

秋の感情は「悲と憂」

悲しみすぎると肺氣が弱まり、氣が消えてしまいます。こういった感情に振り回されないようにするには、肺氣を清浄に保ち、しっかり補氣することが秋の養生においては大切です。

スポーツの秋、そして食欲の秋・・・、適度に動いて、秋の味覚を美味しくいただき心穏やかに。

2017.8.22


その八「八綱」

【八綱(はっこう)】と読みます。

中医学の基本的な診断法で、表裏・寒熱・虚実・陰陽と八つのデータから病邪の位置、性質、勢いなどを判断し、治療方針を決定します。全部書くと長くなるので、今回は「虚実」の話しを。

推拿には「正氣存内 邪不可干」という言葉があり「正氣がカラダに充満していれば、邪におかされることはない」という意味です。

特にカラダを守っている氣のことを「衛氣(えき)」と呼び、この氣が不足すると風や燥などの邪が侵入するとしました。

衛氣を充実させるのに大切なこと、それは「脾と胃」そして「肺」のケア。胃氣と息を整え、活き活きと、秋を過ごしたいものですね。

2017.9.20


その九「九竅」

【九竅(きゅうきょう)】と読みます。

「竅」とは穴という意味で、推拿では「五官九竅」という形でしばしば登場します。

五官は「目・舌・口・鼻・耳」のこと、そして九竅は「目(2)舌口(1)鼻(2)耳(2)尿道(1)肛門(1)」を指します。

この時期に養生したい臓腑である肺が司っている穴は鼻。鼻の健やかさが、肺の養生には大切です。

鼻がぐずぐずした時に使うツボの定番といえば「迎香(げいこう)」場所は小鼻の横の凹んだとこで、人差し指か中指でくるくると押し揉みましょう。

2017.10.20


その十「十干」

甲乙丙丁戊己庚申壬癸の総称を【十干(じっかん)】と呼びます。これらは五行に、さらには陰陽に分類されます。

2018年度は干支は戌ですが、正確には戊戌(つちのえいぬ)五行では戊(つちのえ)戌(いぬ)ともに、土のエネルギーに属します。そして同じエレメントが重なることを「比和」といい、そのエネルギーの特性が強まるとします。つまり2018年度は、土のエネルギーがとても強い年という風にも推拿的には解釈できます。

土に必要なものは、適度な湿り氣。この湿り氣とお日様があって、万物はスクスクと成長し、山は山らしくその美しさを称えます。ここでいう湿り氣ってのは、僕的に言い換えれば「愛」まぁ、いつでも必要でしょうけど、特に来年は「愛」を持って過ごしたいと思います。

2017.11.18


その十一「五臓六腑」

忘年会の季節。五臓六腑に染み渡る、プッハァ~♪って方も多いかと。この言葉、中医学ではよく使い、内臓のことを指し示します。

【五臓】 肝・心・脾・肺・腎
【六腑】 胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦

ここで言う肝とか心は、西洋医学的な肝臓とか心臓とは必ずしも一緒ではなく、もう少し広義の意味合いがあります。

例えば冬に養生したい臓腑の腎。この腎のエネルギーが衰えると、歯がぐらついたり、耳鳴りが起こると推拿では考えます。なので、歯医者さんや耳鼻科で症状が和らがなかったが漢方や推拿で癒えた、というケースがあるのはその身体観の違いでもあります。優劣ってことではなく、ケースバイケースってことですね。

ということで【五】臓+【六】腑=【十一】でお届けしました。

2017.12.18


その十二「十二支」

陰陽五行では必ず出てくる【十二支】

【十二支】といえば「戌年」というくらいで、今では年を表す際にしか登場しませんが、昔は月や時刻などにも使用されていました。

戌月といえば旧暦十月、戌の刻といえば十九~二十一時といったように。そして今では日にちも一日二日三日・・・と数えますが、昔は十二支で数えていました。初午、上巳の節句、土用の丑の日、酉の市など名残りはたくさん残ってますね。

推拿のことをもっと知ってほしい、養生をもっと身近に感じてほしい、そう願ってそのひとつの入口として、僕は暦のことを伝え始めました。

これからももっと推拿や養生のことを、楽しくわかりやすく伝えていけるよう動いていければなぁ、と思っています。ということで、これにて「数と推拿」おしまい。

お付き合いありがとうございました。

2018.01.17