スイナかるた

スイナ(推拿)とは漢方・鍼灸と並ぶ中国三大伝統療法のひとつで、手を使って氣血の流れをよくし、自然治癒力を引き出す療法です。

そんなスイナのことをもっと身近に、わかりやすくお伝えできればとの想いから、ゆらね受講生の方をはじめ、たくさんの方の協力を得ながら、このスイナかるたを製作しました。

手足に流れている陽の経絡は、すべて頭部へと繋がっています。陽のエネルギーが過剰になりすぎると、頭痛・不眠・イライラなどの原因になることも。。。推拿では顔や頭部に手技を施すことで、過剰になった陽のエネルギーを治めていきます。

 

 

膝からちょっと下のとこにあるツボ【足三里】脚の疲れや痺れだけでなく、消化器系の諸症状にも効果的。ただし、せんど胃腸に負担をかけては「治めておくれ~(T_T)」と懇願するのは避けたいものです。

 

 

農耕生活送る中で芽生えた素朴な自然観が陰陽思想哲学のベースです。ということで、太陽を背に畑仕事をしている時に光が当る背中や四肢の外側は「陽」影になるお腹や四肢の内側は「陰」となります。

 

 

メンテ!メンテ!と言ってますが、いくらメンテナンスしても結局は死にます。絶対に。だからそんなにメンテナンスに完璧さを求め過ぎない方がいいんじゃないかなぁ、というちょっと個人的な考え。「マクロ的に見る」ということも、推拿では必要ですからね。

 

 

推拿の「推」は推し進めるの意。氣血の滞りが不調の原因になることもしばしば。推拿では手技で氣血の巡りをよくし、自然治癒力を高め、予防・改善に努めていきます。ちなみに推拿の「拿」はつかむ・つまむの意。

 

いわゆる「氣逆」と言われる状態のひとつ。頭痛やめまいなどを引き起こすことも。そんな時は推拿でリラックスして氣を鎮めましょう。ゆったりとしたキモチになりますよ~♪

 

 

やる氣がでない、元氣がないってのは読んで字の如く「氣(エネルギー)」の不足。氣を遣ったなら、ちゃんと補充しましょう。オススメのツボは「関元(=元氣の関所)」摩腹してあげましょう~♪

 

 

推拿では、口は胃そのもの。口周りの吹き出物・湿疹などがでたら、胃のご機嫌を伺いながらメンテナンスに努めましょう。

 

 

推拿では、髪のことを「血余」と呼び、血の充実が美しい髪のポイントと考えます。そして臓腑では腎。オーバーワークに不規則な生活は避けたいものですね。

 

 

生命活動に欠かせない「氣」そしてその氣の生成に欠かせないのが呼吸。まずは体内の淀んだ氣を吐き出してから清氣を取り入れましょう。

 

脾・腎・肝という足の三陰が交差することからこの名の由来。内くるぶしから、だいたい指4本分くらい上んとこです。婦人科の諸症状・高血圧・更年期障害などによく用いられます。みんな結構痛がるとこなんで、様子みながら押しましょう~♪

 

 

脾胃は湿氣が苦手な臓腑です。湿邪が脾胃を犯すと脾陽不振・運化無力に陥り、手足の冷えやむくみなどを引き起こします。そんな時は、なま物や冷たい飲食物は控えめに。

 

 

氣血の乱れがカラダの不調の原因と考えるのが中医学。それをどう整え、巡らせるのか?漢方(中薬)は生薬などで、鍼灸は文字通り鍼やお灸で、そして推拿は「手」を使って。まさに「お手入れ」っちゅー訳ですね。

 

 

六臓六腑に対応した経穴が背骨の際にあります。それを推拿では背兪穴と言って、カラダの調子を知り、そして調整するツボとしてよく使います。ちなみに経絡としては「膀胱経」ですね。

 

 

肺は潤いを好み、乾燥を嫌います。燥邪が体内でやんちゃすると、皮膚トラブルや喘息などに。。。特に秋は要注意!ですが、梨、りんご、柿、ぶどうなど秋に収穫される果物たちはカラダに潤いを与えてくれ肺を応援してくれます。自然はやっぱ素晴らしい~♪

 

各経絡には「原穴」というツボが存在します。原穴は各経絡の状態を示す診察点&治療点として臨床で用いられます。【太衝(たいしょう)】というツボは肝の原穴なので、肝の状態を教えてくれたり整えてくれるツボ、ということですね。場所は足の親指と人差し指の間の付け根あたりです。さぁ、チェックしてみよ~♪

 

 

血の役割は大きく分けて2つ。まず1つは全身に栄養を運び潤す作用。そしてもう1つは氣血の充実が精神を穏やかに保たせると考えます。血が騒ぐ・血氣盛ん・血の氣が引く・・・血が精神を表す言葉をイメージしながら覚えましょう。

 

 

生理不順や生理痛など月経に関するお悩みの際によく使うのが足三陰。場所は足の内(陰)側。押したり擦ったりしてやることで、血の巡りをスムーズにしていきます。冷え性の際にもよく使うので、冷えを感じる女性の方は一石二鳥の方も多いかもしれませんね。

 

 

陰陽や氣血のバランスを推拿は「手」で整えていきます。つまり「手」の「技術=art」が重要です。自身のカラダや技を使って、経験したこと、感じたこと、伝えたいことを手で表す。推拿はアートである、僕はそう思ってます。

 

 

寝汗のことですね。推拿では「汗は心の液」といい、心が原因になることもしばしば。心兪や神門で心血を養い、心神を安寧させましょう!

 

内因とは感情が原因で、カラダの調子を崩すことを言います。その感情とは「怒・喜・思・憂・悲・驚・恐」で、この七つの感情のことを「七情」と言います。例えば、「怒り」の感情は【肝】を傷つけます。イライラした感情がきっかけで、頭痛、めまい、目の充血、不眠などを引き起こすことも。カラダの不調は自分と向き合うチャンスです。まずは自分のココロの中にある感情に氣づくことからはじめましょう。

 

 

奇経八脈に属す任脈は「陰脈の海」と呼ばれ、手足の六陰を総括しています。それに対し「陽経の海」と呼ばれるのが督脈で、手足の六陽を総括しています。任は担任、督は監督。どちらも統轄する役目ですね。

 

 

一般的に「かぜ」は風邪と表記することも多いですが、推拿で風邪と書くと「風の邪気」つまり六淫のひとつ、風邪(ふうじゃ)のことを表します。だから「かぜ」は「感冒」ですね。ややこしいですね、すいませんm(_ _)m

頚付近にある「風池」「風府」「風門」といったツボから、風邪(ふうじゃ)がカラダに侵入したり留まったりすることで、感冒となります。濡れた髪は風邪が侵入しやすいので特に寒い時期はちゃんと髪は乾かしましょう~♪

 

 

熱証は、体内の陰(潤すエネルギー)が不足したり、熱邪が経絡臓腑に影響を及ぼすことで起こります。冷たい物を欲しがる、目が赤い、小便の色が濃い、大便が乾燥ぎみ、痰・鼻水が黄色い、脈が速いなどが、カラダが熱証に傾いている合図です。【大椎】穴は解熱作用がありますので、発熱や感冒(←【ぬ】のやつ!)によく使います。

 

 

解剖生理学的には喜怒哀楽などの感情は脳ということになるのでしょうが、推拿ではそういった感情は「心」が担っているとみます。好きな人が目の前にいるときも、人前のスピーチで緊張するときも、白熱したゲームで興奮したときも。みんな胸で感じるよな~って思うと「心」と考える方が何かしっくりする氣しませんか?

 

「華」とは色彩や光沢のこと。各部位の状態は、各臓腑との関連を示します。肝:爪 心:面(顔)脾:唇 肺:毛(皮膚)腎:髪

顔を洗って、スキンケアして、マニキュアして、口紅塗って、髪をセットして。毎日見てるようで見過ごしているカラダからのサイン。明日からちょっと氣にして、カラダと会話してみましょう~♪

 

 

大宇宙(マクロコスモス)はすべて「木・火・土・金・水」の五元素から成り立っているとみる五行学説。小宇宙(ミクロコスモス)である人間のカラダも、その相互依存の関係で成り立っていると考えます。

農耕民族であった古代中国の人々は、土から育った穀物を食べて生活していました。つまり土は生きていくために必要なエネルギーを生み出す場所という象意が生まれました。その役割を行っているのが脾胃ということですね。土のイメージとともに、脾胃の働きを理解しましょう~♪

 

 

踵(かかと)がガサガサしてたり、堅くなっているのは、カラダの疲れが溜まっている合図です。その踵の真ん中には、眠りを失うと書く「失眠」というツボがあります。踵全体を揉んで軟らかくしてやり、最後に「失眠」をブチューと押してやると、疲れも抜けやすくなり、よく寝れて一石二鳥ですよ。

 

 

陰陽・五行・氣血・・・すべてポイントになるのは平衡(バランス)であること。バランスが崩れれば不調になるし、整えば穏やかになる。

だから中医学は「治す」のではなく「治める」という考え。病氣がカラダからなくなった!というんじゃなくって、治まったってこと。だからまたバランス崩せば出るし、整えば引っ込むみたいな。体質や病氣などそういうものもぜーんぶ含めて「自分」ということですね。

 

 

healing(癒し)・health(健康)・holy(聖なる)whole(全体)などの言葉は、holos(ホロス)というギリシア語から派生してできました。近年ますます耳にするようになったホリスティック医学とは、このホロスの考えが息づくもので、推拿というものも、この全体観というものを大切にします。ホリスティック医学を3000年以上も前から実践してきたのが「推拿」という訳ですね!!

 

乾布摩擦する推拿的な考えとしては・・・乾いたタオルなどで皮膚を刺激し、氣血の巡りをよくすることで、外邪からの侵入を防ぐことができます。推拿では「摩法」や「擦法」と呼ばれる手技がそれにあたります。自分の手がなんとタオルに!?しっかり技を極めて、手仕事がんばっていきましょ~♪

 

 

推拿では耳に関する諸症状は腎を疑います。耳鳴りや難聴などは腎精の衰えが原因と考えます。腎精とは、成長発育や生殖能力に関わるエネルギーのこと。加齢により衰えるものではありますが、その減りをなだらかにするのは、やはりバランスの取れた日常生活、ということですね^^

 

 

「頭痛いな~」「お腹痛いな~」「冷えるな~」カラダはそんな時、どこに手を当ててやればいいのか知っています。そうして楽になった事例を、体系立て、学術に昇華させたものが推拿です。3000年分の臨床が詰まった、まさに叡智の結晶という訳ですね。

 

 

パソコンや携帯見てて「疲れたな~」といって、目頭の付け根あたりに手を当てる。そのツボこそが「疲れ目」の特効穴である「晴明」です。カラダは自分で自分を癒す力を持っています。だから知識がなくったって本能的にカラダ自身がケアしようとしてくれます。普段「手」が無意識になんとなく触ってる箇所。それはちょっと疲れてるとこなのかもしれませんね。

 

 

「木」が過剰に「土」の養分を吸い上げてしまって「土」がやせてしまった状態。例えば、ストレス(肝)が強すぎて、胃腸(脾)の調子がすぐれない・・・なんてことです。そんな時はストレスをケアしながら、胃腸のメンテに勤めていきます【抑木扶土法】土に養分をあげることばっかり考えるのではなく、大きくなりすぎた木の部分のことも見てやりたいですね。

 

推拿では痛みが出る時間にも留意しながら体質を考えていきます。例えば、明け方に痛みが酷くなるような症状は、腎陽(陽氣をつくる源)の不足という見方をします。足腰・膝のだるさ・肩の痛み・冷え・寒がり・精神不振・下半身のむくみなど・・・そんな時は腰周辺(腎愈&命門)を擦ってケアしましょう!

 

 

腎経に属す「湧泉」はその名の通り、氣血が泉のように湧き出るツボ。また鎮静安寧の効果もあり、不眠症などにもよく使います。リフレ受けててすぐにガァーーーって寝てしまうのはそういうことですねww

 

 

推拿に限らず手技療法と呼ばれるものは、基本的に控えた方が望ましいです。よく術後に水分しっかり摂ってくださいね、と言うと「お酒はいいんですかー?」という質問を頂きますが、アルコールはここで言う水分ではないのでwwちなみに食後すぐに受けるのも控えた方が無難かと。まずは安全な施術を心がけましょう。

 

温めたり、伸ばしたり、休んだり、減らしたり・・・。情報に振り回されることなく、習慣に流されることなく、頭で考えるのではなく・・・。自分自身のカラダ感覚を大切に。

 

 

リラックスすれば副交感神経が優位になり、胃腸の蠕動運動が活発になります。消化不良や便秘の時などはリラックスすることで解消に向かうケースもあります。キモチが安らぐ香りを楽しむ、お風呂にゆっくり入る、マッサージやヒーリングを受けるなど・・・オン(陽)とオフ(陰)をしっかり切り替えていきましょう!

 

 

ルン(タイマッサージ)マナ(ロミロミ)チャクラ(ヨガ)など・・・みんなエネルギーのことを指しています。思想や文化や言語が違うので名前はそれぞれありますが、「源」はみんな一緒かな、と。ちなみに推拿では氣(Qi)ですね。

 

 

上下配穴法、いわゆる「八総穴」ですね。この組み合わせで、胸・肺・横隔膜など呼吸器系疾患に関する症状をケアします。ちなみに列缺は肺経、照海は腎経です。合わせて覚えておきましょう~♪

 

 

「肩」を「漏出」することで「風邪」に侵され、氣血不通になり、痛みが発生し五十肩が発症するという考え方が推拿にはあります。または【肩疑】(=肩が凍結する)という言い方もします。五十肩というのは日本独特の言い回しですね。ちなみに英名は「frozen shoulder」「fifty years old shoulder」とは言わず・・・

 

これは僕自身に対する戒めの言葉です。肉体的な健康と幸せはイコールではないし
病氣イコール不幸せでもない。推拿の知識や技術を通じて、日々笑って過ごせてもらえたらうれしいです。あはは。